複利を味方につける!
投資において一番大事なことは継続することです。なぜ大事かというと「複利」が効くからです。今日は複利の力についてご説明いたします。
単利と複利の違い
まず単利と複利のお話からさせていただきます。
単利とは当初の元本に対してのみ、利子がつく運用方法のことです。例えば100万円を年間5%で運用する場合、毎年5万円が増えます。その翌年も100万円を単利で運用するとまた5万円もらえるということです。このやり方だと毎年5万円が運用益となります。
対して複利とは元本によって生み出された利子を次期の元本にも組み入れる方式のことを言います。同様に100万円を年間5%で運用する場合、1年目は5万円が増えますが、2年目は105万円に5%の運用がかかるので、運用益は52,500円が運用益になります。
『え?2500円しか変わらないなら、どっちの運用方法でもいいんじゃない?』と言われるかもしれませんが、これが長期になると話は別です。
単利と複利の大きな違い
上記の条件で運用するとした場合、単利だと、運用益年間5万円が10年で利益は50万円です。20年で100万円が利益です。
対して複利の場合利益は10年で628,895円、20年で1,653,298円にもなります!!
もしこれが30年だったら、、もし元本が1000万円だったら、、かなり大きな違いになりますよね。
秀吉が驚いた複利のエピソード
昔、戦国武将の豊臣秀吉は家臣の1人である新左衛門というものに、この複利の力を思い知らされたというエピソードがあります。
秀吉が褒美を取らせようとして、どのようなものがいいかと聞かれ、新左衛門は『初日は米1粒、2日目は米2粒、3日目は4粒、、』というふうに1ヶ月間前日の倍の数の米粒をくださいと言ったと言います。そんなもので良いのかと思った秀吉でしたが、後から非常に困ることになるのです。
2週間後、米は8192粒でしたが、計算すると1ヶ月後にはなんと5億3000万粒もの米を与えなければならなかったのです!
その大きさは200俵。今でいうと米12トンです!
なんと恐ろしい複利の力。。
だからこそ資産運用では複利を味方につけましょう!!
終わりに
余談ではありますが、お金を借りるときは逆に利息を払わなければなりません。リボ払いの借入利息は約15%程度。。。。複利を敵にしないようにしましょう。。。
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