住宅ローン金利の上昇!?
住宅ローンの金利が上がり始めていますね。日銀の発表で、今後も利上げを示唆されています。住宅を購入するときにどちらにするか非常に悩むところです。今日は変動と固定のどちらが良いかについて考えていきます。
やっぱり変動?それとも固定?
変動金利を選択すると、現在の金利が固定されているわけではなく、将来的に金利が上昇する可能性があります。
固定金利を選択すれば、契約時の金利でずっと続けることができます。
どちらが良いのか?
細かい話(短期プライムレートの話や5年ルールなど)は置いておいて簡単にお話ししていきます。
今回は5000万円の家を35年で住宅ローンを組むことを考えてみましょう。
あなたは銀行に行き、金利の説明を受けます。
変動金利が0.5%、固定金利が1.5%と説明されました。なんとなくやっぱり変動が良さそう。。。銀行員の僕でもそう思います。では実際に計算してみます!
変動と固定の支払いの差は??
固定金利は計算が簡単です。
5000万円で固定金利であればずっと1.5%の金利です。累計の返済額は64,298,491万円となります。
対して変動金利はもしかしたら利率が上がってしまうかもしれません。仮に10年間0.5%で残りの25年間が2%の金利であった場合、累計の返済額は62,108.169円となります。
おお!極端に2%に上がっても変動の方がいいね!そう思いますよね。
ただし私が強く言いたいのはここからです。
『毎月の返済額が増えてしまいますが、生活できますか???』
変動金利の契約当初の月の返済額は129,792円でした。その後金利が2%上がったら、月々の返済は155,111円です。毎月の支払いが3万円近く上昇しています!もともと、月12万円の固定費で暮らしていた人が、固定費が大きく増えてくる。。これでも生活は可能でしょうか??
今後金利が極端な上昇をしなければ、トータルの支払いでは変動金利の方が得をする可能性はあります。しかし、月々の生活費をギリギリでローンを組んでいた人は、ライフプランが崩れてしまうかもしれません。
大切なのは『無理なく暮らしていけるかどうか』である
私が言いたいのは変動金利が良いとか、固定金利が良いとかではありません。
ペアローンの件でもお話しましたが『きちんと将来を見据えているか』ということが大切です。
家が欲しい!その気持ちは本当にわかりますが、買う前にきちんと考えておきましょう!
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