アニメ「メダリスト」から学ぶ!子どもの習い事
アニメ「メダリスト」が非常に好評と聞きました。私自身はスポーツもののアニメはほとんど見ませんが、周りから見た方がいい!と言われ、3話ほど拝見しました。ファイナンシャルプランナーとして保護者の方によく言われる悩みとも共通するところがありましたので今日はそこを取り上げたいと思います。
「メダリスト 1巻」amazon→https://amzn.to/3QKmQf2
スケートに否定的な親について
主人公のいのりちゃんはスケートがやりたくてしょうがない女の子でした。対してお母さんはいのりちゃんがスケートをすることに対して否定的です。
理由は、すでにいのりちゃんの姉がスケートを過去にやっていて、夢破れた経験があるからです。
「いのりには、そんな辛い経験をさせたくないのです」と言うお母さんの話。。
アニメの見た目と違い、重めの雰囲気に、思わず観るのを諦めようかなぁと最初に思ってしまいました。。
ただし、自分も親になって、子どもには辛いことばかりさせたくないと思う気持ちも痛いほどわかります。どうするのが良いのかなと悩んでいる自分もいるので、人ごとには思えませんでした。
ファイナンシャルプランナー目線の話
実際の現場でも良くある相談は習い事についてです。最もいのりちゃんのお母さんのような悩みはあまりありません。
どちらかというと、好きなことや興味のあることはさせてあげたい!といってくれる親御さんが多い印象です。
ファイナンシャルプランナーの私に多い相談は、やはりお金の話です。
習い事をすることで毎月の出費が高くなってきていて、他の出費を見直したい!という相談が多いです。
先日は姉妹でダンスを習っているお子さんの家庭のお話を聞きました。出演料やレッスン代と合わせて毎月2人合わせて、なんと13万円程度かかっているため支出を見直したいという相談でした!
いのりちゃんのスケートのレッスン料金は相場通りであれば、月2~3万円程度で済んでいると思われますが、選手として本格的に活動するとなるとそのお金はとてつもない額になります。
月謝やリンクの貸切代金、衣装、レッスンなどを含めると月間20万円程度になることもあるというスケート。お金の面で反対をしなかったいのりちゃんのお母さんはある意味で素晴らしい方だったと言えるかも知れませんね。
習い事のお金はいくらまでかけていいのか?
あまりに値段が高いと日々の出費に苦しくなってしまいます。習い事もできればどこまでもさせてあげたいけれど、家計のやりくり的に難しいと言う方も多いでしょう。
そんな方に、おすすめの支出見直しの方法があります。
それは家計簿をつけることです!
・・・なんだ当たり前のことか。と言われてしまいそうですが。笑
実際家計簿をつけることによって、月5000円〜10000円の節約に成功できた方は50%以上いる統計も出ています。面倒だなと思う人も多いと思いますが、とりあえず1ヶ月だけでもつけてみましょう。
ノートに書くのでも良し。家計見直しアプリを使うのも良しです。私はマネーフォワードmeなども推奨しています。クレジットカード情報なども自動で記載してくれるので、面倒さが半減します。
支出見直しのコツは『無理をしないこと』
支出見直しは、決して「生活水準を下げろ」と言うことではありません。生活水準を下げるのはなかなか難しいですし、何より、精神的な苦痛が強くなってしまいます。
なので、まずは「見直しても、変わりなく生活できるもの」から変えていきましょう。
具体的には、もう使っていないサブスク、格安携帯かどうか、通信費などが該当します。
私の場合は、エクセルシートに全てまとめて記載しています。また月1回支出を記載するようにしています。
習慣付けるとそこまで辛いものでもありません。ぜひ一度やってみてくださいね。
子どもの習い事にお金をかけることの意味
子どものためにお金をかけることは、投資とは違い、リターンを求めるものではありません。むしろ、意味があるのかどうかすぐには分からないことの方が多いと言えるでしょう。
それでも大人になってからすごく思うことがあります。
『子どものうちにできるだけ挑戦して、いっぱい間違って欲しい!』
昔、教育学部の時に読んだ絵本に「教室はまちがうところだ」という絵本がありました。間違えられるうちにたくさん間違えておきたい。大人になってくると間違うのが怖くなり、また失敗できない局面も出てきてしまいます。
たくさん間違える機会を与えるために、習い事をさせる。その経験は投資なんかよりも遥かに意味のあることなんだと僕は信じています。
さらに気になる方は「教室はまちがうところだ」の本のリンクも記載しておきますので興味があればお子様と一緒に読んでみてくださいね。
amazon→「教室はまちがうところだ」https://amzn.to/4bcTkHX
コメント